どのブラウザに向けてページを作る?

JavaScriptは、まだまだ進化をしている途中のスクリプト言語だ。 ブラウザの機能強化は、JavaScriptの機能強化につながる。 したがって、新しいブラウザほど、JavaScriptで面白いことができる。

ただ、他のものと違って、新しいものを使えばいいかというとそうでも ない。JavaScriptのスクリプトが実際に動くのは、自分のページを見てくれた 人のブラウザ上なのである。見てくれる人のブラウザに合わせて スクリプトを作った方がいいだろう。

実際にどのブラウザが良く使われているか調べてみた。 Webブラウザは、アクセス時に自分がどんなブラウザで、どのOS上で動いて いるかなどの情報をサーバに送っているため、Webサーバ側でアクセスの 統計情報を取っているところがいくつもある。

今回は、日本国内でそのような統計を取っていて、1998年10月中のデータを 公開しているサイトの情報を元におおよその目安を出してみた。

ブラウザの種類シェア
IE 4.050%
IE 3.010%
NN 4.025%
NN 3.05%
(1998年10月現在)

いつの間にかInternet Explorerが半分を占めるようになっている。 それはさておき、「JavaScriptを使う」と考えた時は、IE 4.0とNN 4.0を ターゲットに作成すればよいようだ。この2つのブラウザに対応すれば 全体の3/4をカバーできる。

もちろん、残りのブラウザを無視していいというわけではない。 残りのブラウザでも、ブラウザがエラーを出したり、落ちたりせずに 情報が表示されるようには作っておくことが必要だ。

Making of 独学JavaScriptに独り言あり。