偽善ネットワーク (GZN)

GIZEN という名の神がいて

この世のあらゆる偽善をつくりたもうた

しかし神は偽善を肯定も否定もせず

ただその存在を認めるだけだった

ある日若者がこの神に問うた

あなたの造りしものは悪だ

よってあなたという存在は悪そのものではないかと

すると GIZEN の神は答えた

我は善なる存在である

よって我の造りしものは悪となったと

偽善テクニック

  1. ホームページのアクセス数をお手軽に増やす (2000.11.2)
  2. Linux でホイールマウスを使う
  3. Emacs 使用時に、変換キーで FEP を立ち上げる on Linux

ここは、知らなくてもべつにこれといって困らないけど、 知ってると少し幸せになれるかもしれないマシンの設定方法や知識、 ソフトウェアなどを積極的に公開していこうというページです。 いつも他人のページに助けられてばかりなので、 自分の得た知識もひとさまのお役に立てなければ、 というきわめて偽善的な動機によって作成されました。 みんなが他人に善いことをするようにすれば、それが巡りめぐって、 やがては自分のところに帰ってくる (偽善ネットワーク) という、偽善の神のありがたい教えに従っています。 マシンの設定方法などは、どっかに書いておかないと忘れてしまうので、 この際だから Web に書いとけ、ということももちろんあります。 ひとのために書いてあげていると思わせる辺りが、 さらに偽善度を増していて善い感じです。

ソフトや知識をただ公開するだけにとどまらず、これを通じて、 「偽善」とはなにか、そもそも「善」とはなんなのか、神はいるのか、 などといった哲学的命題についても、ついでに追求していきます。 内容的にはそれほど役に立ちませんが、試みだけは壮大です。


ホームページのアクセス数をお手軽に増やす

アクセス数を自分で書き換えてしまう、という技では決してありません。 その手法は事実を歪曲しており、明らかに「悪」です。 なにより自分のページをひとに見てもらうという目的が達成されていません。 私の提案するやり方はこうです: 文章中に MS Word や Access, Excel, PowerPoint といった Microsoft 社製品の名称をたくさんいれておく 。 これであなたのページには、 これらの製品がうまく動かなくて 「他にも同じような悩みを持った人はいないかなぁ」と、 検索エンジンを使って関連ページを探している不幸なひとたちが 毎晩やってきてくれることでしょう。まったく Microsoft さまさまです。 この前自分のページのログを眺めていたら、 goo とかから「Microsoft ACCESS」を検索してやってくるひとが結構多かったので、 これに気が付きました。 私のページには MS ACCESS に関する情報なんて全然乗せてないんですけど、 ページ中に MS と ACCESS という単語が含まれているんですよね。 MS 製品と検索エンジンのダメっぷりをうまくついた我ながら善いテクニックです。 特許申請しちゃおうかしら。

これなら、実際にアクセスがなされているわけですから、嘘いつわりはありません。 「Microsoft に悩まされているひとたちを食い物にしてるじゃないかッ!」 という御意見もあるかもしれませんが、 ちゃんとした面白いページであれば 思わぬ掘り出しものだと思ってくれるかもしれませんし、 「ギリギリ善」です。いや、むしろかなり善な方だ! このように押しつけがましいのも善の特徴です。

さて、のっけからこんな調子で大丈夫なんでしょうか。 もっと本当に役立つ情報も載せていく予定なので、 見捨てないでください(善なので謙虚)。


Linux でホイールマウスを使う

Linux でも実はホイールマウスが使えます。 その方法は このページ を見てくれ! 今度はひとのページを参照してるだけです。 だって、ひとが書いてくれてるんだから自分が書くことないじゃん。 意味もなくデータを複製するのは、ソフトウェア工学的に最悪です。 再利用こそ善なり。

でも、私の持ってるノートパソコン(東芝 SS 3440)では うまくいきませんでした。 デスクトップマシンではうまくいきましたが、 Netscape 上でマウスを使った文章のコピーができなくなりました。 でもまあいいや、ホイールはすごく気持善いから。


Emacs 使用時に、変換キーで FEP を立ち上げる on Linux

UNIX ユーザはたいていの場合、英語キーボードを愛用しています。 キーバインドが英語キーボード向きだからです。 しかし、通販などでマシンを購入すると、 要らないと言っても日本語キーボードが勝手についてきます。 日本の微細テクノロジーの結晶、薄型ノートパソコンも 追加料金を払わないと英語キーボードにしてくれません。 「まったく、誰だよ、JIS キーボードの配列考えたやつは!」と、 たいていの UNIX ユーザは思っていることでしょう。 きっと、使えないオヤジが考えたに違いありません。 Caps Lock なんてこんな押しやすいところにあってどうすんだよ。

しかし捨てる神あれば拾う神あり。 日本語キーボードにも善いところはあります。 それは、英語キーボードよりもキーがたくさんついているところです。 101 キーボードに比べて5個も余計についてます。 最近は例の OS のせいで、もっとやまほどついてたりしますが、 そのせいで Alt キーが妙に小さかったりするのはゴミなので捨てます。

善いキー、それは変換キーだ! Emacs で日本語を編集する場合、日本語/英語入力の切替には たいてい C-\ を使うわけですが、これは非常に押しづらい。 そもそも押しづらくて使われずに余ってたから、 日本語入力の切替に使うことにしたんだろうしね。 でも、切替に変換キーを使ってごらんよ! かなり快適って寸法さ! 変換キー・無変換キー兄弟によってスペースキーが短くなっているのを嫌う ひともいますが、そこは少し目をつぶりましょう。 FEP の切替に変換キーを使うというテクは、Windows 上の有名なフリーソフト AltIME からパクりました。もとい、インスピレーションを得ました。

私が試行錯誤の末、見つけたのが正しい方法なのかどうか分かりませんが、 具体的には次のようにします: 変換キーが出すキーコードは 129 なので、それがちゃんと「変換(Henkan)」 のキーシムに割り当てられているかどうか、まず確認します。 以下のようになってたらオーケー。
% xmodmap -pke
...
keycode 129 = Henkan_Mode (または単に Henkan)
...
最近は、ありがたい変換キー様を X サーバなどが勝手にスペースキーに割り当ててくれたりしているので、 もし上のようになっていない場合は、設定ファイル .Xmodmap に
keycode 129 = Henkan
と無理やり書いてしまい、
% xmodmap .Xmodmap
するか、X を立ち上げ直します。 すると、X サーバが変換キー様を認識してくれるので、 あとは .emacs ファイルの 適当なところに 以下の内容を追加します。
(global-set-key [henkan] 'toggle-input-method)
ちゃんと、適当なところに書いてくださいね。 どの辺が適当かは、私にはよく分かりません。 また FreeBSD などの他の UNIX 系 OS でも、同じ方法でいけると思われます。

無変換キーはメタキーにしておくと押しやすくて善い気分なので、 そうしたい場合は .Xmodmap に以下を追加しましょう。
keycode 131 = Alt_L
add mod1 = Alt_L

今回のテクは、もう文句なしに善だな。 ちなみに、私の師匠の師匠、和田英一 先生が開発なされた Happy Hacking Keyboard (HHK) や、ぷらっとホーム社製の仲間 FKB8579 を使っている場合も、スペースキーの横にある変な記号◇がついたキーは、 変換キー(右側)と無変換キー(左側)のキーコードを出すので、 このテクが使えます。 しかし右◇キーはかなり遠いので、親指で押すには慣れが必要です。 英語キーボードだったら、単に Ctrl + ,(カンマ) 辺りに割り付けるのが善いと思いますよ。
(global-set-key [?\C-,] 'toggle-input-method)
ていうか、変換キーなんかなくてもこれで十分だ。 だいたい、スペースキー短いんだよ、おまえのせいで(やはり不満)。



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